MENU CLOSE

診療時間

※休診日…水曜日・日曜日・祝日

月 火 水 木 金 土 日 祝
9:00 - 12:00
(最終受付 11:30)
14:00 - 18:00
(最終受付 17:30)

三重県伊賀市上野西大手町3598

アクセス

診療時間

Blog

峰歯科ブログ

矯正で「歯を抜きたくない」は正しいのか?

執筆:峰 啓介

  • 矯正情報ブログ
矯正で「歯を抜きたくない」は正しいのか?

矯正相談をしていると、「できれば歯を抜きたくありません」という希望を聞くことがあります。私は、歯を抜きたくないという気持ちは当然だと思います。健康な歯であれば、なおさらです。できることなら自分の歯は残したい。その考え方自体は何も間違っていません。

ただし、「歯を抜きたくない」という希望と、「実際に歯を抜かずに治療したらどうなるのか」は別の話です。ここを分けて考えることが、矯正治療ではとても大切です。

なぜ矯正で歯を抜くことがあるのか?

一番分かりやすい理由は、歯を並べるスペースが足りないからです。例えば、10人しか座れない椅子に12人を座らせようとしても、そのままでは入りません。歯並びも同じで、顎の大きさに対して歯が大きければ、すべての歯をきれいに並べるためのスペースが足りなくなります。

もちろん、スペースを作る方法は抜歯だけではありません。歯列を広げる、奥歯を後ろへ動かす、歯と歯の間を少し削る、前歯を前方へ移動させるなど、いろいろな方法があります。それらを使って無理なく治療できるのであれば、歯を抜かずに治療することもできます。しかし、それだけでは十分なスペースを確保できない場合もあります。その場合に、抜歯という選択肢が出てきます。

抜歯か非抜歯かは、人によって違います

ここで大切なのは、「矯正治療は抜かない方が良い」「抜いた方がきれいになる」と一律には決められないことです。歯の大きさ、顎の大きさ、現在の歯並び、上下の歯の前後関係、前歯の位置、口元の出方。これらは一人ひとり違いますので、当然、必要な治療も違います。

歯を抜かなくても十分きれいに治療できる方に、わざわざ歯を抜く必要はありません。一方で、抜歯を避けることによって前歯が必要以上に前へ出たり、希望する口元まで下げられなかったりすることもあります。口元が前に出て見える「口ゴボ」のような状態も、抜歯・非抜歯の判断が関わってくることがあります。だから、まず診断が必要なのです。

同じ人でも「どこまで治したいか」で変わることがあります

さらに、同じ患者さんでも抜歯と非抜歯、両方の治療方針が考えられることがあります。「多少前歯が出てもいいので、歯を抜かずに治したい」という方と、「歯並びだけではなく、口元もしっかり下げたい」という方。同じ歯並びであっても、目指しているゴールが違えば、治療方法が変わることがあります。

つまり、矯正治療では診断だけで治療方針が自動的に一つに決まるわけではありません。患者さんが何を希望しているのかも、治療方針を決める大切な要素です。セラミック治療など他の選択肢との違いも含めて、納得のいく方法を一緒に考えていきます。

「絶対に抜きたくない」でも構いません

もし、「仕上がりに多少制限があっても、私は絶対に歯を抜きたくない」という希望があるのであれば、それも一つの考え方です。その場合には、「抜かない場合には、ここまで治せます」「この部分については改善に限界があります」ということを説明したうえで、その仕上がりに納得できるかを一緒に考えます。

反対に、「せっかく矯正するのであれば、自分が希望するところまでしっかり治したい」という方もいます。その希望を実現するために抜歯が必要なのであれば、なぜ必要なのかを説明します。伊賀市の歯医者、峰歯科・矯正歯科クリニックでは、患者さんの同意なく矯正治療のために歯を抜くことはありません。

大切なのは「抜歯か非抜歯か」を先に決めないこと

「健康な歯を抜きたくない」。その気持ちはよく分かります。ただ、「歯を抜かないこと」を最初から治療のゴールにしてしまうのは、少し違うと思います。まず、今の歯並びはどのような状態なのか。非抜歯なら、どのような仕上がりになるのか。抜歯なら、どのような仕上がりになるのか。それぞれにどんなメリット、デメリットがあるのか。そこまで理解してから選べば良いのです。

場合によっては、「それなら抜かずに治したい」となるでしょうし、「そこまで違うなら、抜歯して治したい」となるかもしれません。どちらが正解ということではありません。峰歯科・矯正歯科クリニックでは、院内で診断から治療、経過観察まで一貫して対応できる体制のもと、それぞれの希望に合わせた方針をご提案しています。

よくある質問

Q. マウスピース矯正なら歯を抜かずに済むと聞きましたが本当ですか?
A. 装置の種類にかかわらず、抜歯が必要かどうかはスペース不足の程度によって決まります。マウスピース矯正だから抜かずに済むとは限りません。装置の種類より、歯並びの状態そのものが判断の基準になります。

Q. 抜歯が必要と言われましたが、断ることはできますか?
A. もちろん可能です。抜かない場合にどこまで仕上げられるかをご説明したうえで、患者さんご自身に選んでいただきます。同意なく抜歯を進めることはありません。

Q. 年齢が高くても、抜歯・非抜歯を選べますか?
A. 大人の矯正治療は何歳からでも遅くありません。年齢にかかわらず、歯や顎の状態を診断したうえで選択肢をご説明します。

しっかり相談して、自分の治療方針を決めましょう

矯正治療は数年かかる治療です。だからこそ、治療を始める前の相談と診断が非常に重要です。「抜歯と言われたから抜く」「抜きたくないから絶対に非抜歯」どちらでもありません。自分の場合はなぜ抜歯が必要なのか、抜かなければどうなるのか、抜いた場合は何が変わるのか、そして自分はどこまで治したいのか。それらを歯科医師としっかり相談して、納得したうえで治療方針を決めることが大切です。

三重県や伊賀市の方で「歯を抜きたくない」という希望があれば、遠慮なく矯正相談の際に伝えてください。その希望も含めて、どのような治療が考えられるのか、一緒に考えていきましょう。歯並びと口元の自信についてのコラムもあわせてご覧ください。

→治療の予約はこちら

→矯正相談の予約はこちら

→初めての方・定期健診・クリーニング予約はこちら

峰 啓介

[著者] 峰 啓介

三代目 院長 歯科医師 [所属] 峰歯科・矯正歯科クリニック

峰歯科・矯正歯科クリニック3代目院長、峰啓介です。素晴らしい患者様と素晴らしいスタッフに囲まれて、日々診療をしております。2006年から実家である当院に勤務しております。皆様に私のことをより知って頂ければ幸いです。

[経歴紹介]

  • 東京医科歯科大学 歯学部(現 東京科学大学)卒業
  • 同大学大学院咬合機能矯正学分野(矯正科)入局
  • 東京医科歯科大学大学院 卒業
  • 三重大学医学部附属病院
  • 口腔外科学講座入局
  • 現在 峰歯科・矯正歯科クリニック 院長