片側だけで噛むクセは、歯並びに影響しますか?
執筆:峰 啓介
- 矯正情報ブログ
「いつも右側ばかりで噛んでいる気がします」「片側だけで噛んでいると、歯並びが悪くなりますか?」このような質問をいただくことがあります。
結論から言うと、片側で噛むことがあるからといって、それだけで歯並びが大きく変わることは、あまりないと考えています。ただし、いつも同じ側ばかりで噛んでいるのであれば、少し気にした方が良いでしょう。
歯並びが良ければ、基本的には左右どちらでも噛めます
そもそも適切な歯並びや噛み合わせであれば、右側でも左側でも食べ物を噛めるようにできています。
もちろん、一口一口を必ず左右均等に噛んでいるわけではありません。右側に食べ物があるときもあれば、左側にあるときもあります。
食べ物が一時的に片側に介在して、そちら側で噛んだからといって、それだけで歯が動いて歯並びが悪くなることは、通常あまり考えなくて良いでしょう。
ただし、極端な片側噛みはおすすめしません
片側で噛むこと自体が、すぐに歯並びを悪くするわけではありません。しかし、だからといって、「ずっと右側だけで噛んでいても大丈夫」ということでもありません。
噛むときには歯だけではなく、顎を動かす筋肉や顎関節も使っています。いつも同じ側ばかりで噛むような極端な状態が続けば、左右の筋肉の使い方に偏りが出たり、顎関節に負担がかかったりする可能性があります。
ですから、特に理由がなければ、左右どちらでも噛むようにしてもらうのが良いと思います。
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「片側の方が噛みやすい」なら、一度原因を考えてみましょう
「なんとなく右側の方が噛みやすい」「気がつくと、いつも左側で噛んでいる」このような場合も、一度気にしてみた方が良いと思います。
本来、適切な歯並びや噛み合わせであれば、左右どちらでも噛めるようにできています。もちろん多少の噛みやすさの違いはありますが、いつも同じ側ばかりで噛んでいるのであれば、何か理由があるかもしれません。
特に、「右側でしか噛めない」「左側で噛むとうまく歯が当たらない」というくらい左右差がある場合は、一度噛み合わせを確認した方が良いでしょう。
噛み癖が原因ではなく、もともとの噛み合わせが原因かもしれません
片側ばかりで噛んでいると、「自分の噛み癖のせいで、歯並びが悪くなったのかな?」と思われるかもしれません。しかし、実際には逆の可能性もあります。
つまり、片側ばかりで噛んでいたから噛み合わせが悪くなったのではなく、もともとの歯並びや噛み合わせによって、片側の方が噛みやすくなっている。その結果として、いつの間にか片側ばかりで噛むようになっているということです。
このような場合、単純に「反対側でも噛むようにしよう」と意識するだけでは、根本的な解決にはなりません。
→【関連ブログ】なぜ「前歯」より「奥歯」がなくなりやすいのか
大切なのは「なぜ片側で噛んでいるのか」です
片側で噛んでいるからといって、「このままでは歯並びがどんどん悪くなる」と過度に心配する必要はありません。ただし、いつも同じ側で噛んでいるのであれば、その理由は一度考えた方が良いでしょう。単なる習慣なのか。反対側に痛い歯があるのか。歯が抜けているのか。それとも、歯並びや噛み合わせによって片側の方が噛みやすくなっているのか。原因によって対応は変わります。
そして、もともとの歯並びや噛み合わせが原因で、左右どちらかでしかうまく噛めないのであれば、歯並びの治療を検討しても良いと思います。
「いつも同じ側で噛んでいる」「左右で噛みやすさが違う」と感じている方は、一度お気軽にご相談ください。
峰歯科・矯正歯科クリニックの噛み合わせチェックについて

峰歯科・矯正歯科クリニックでは、片側噛みや噛みにくさが気になる方に対して、歯並びだけでなく、噛み合わせのバランスや顎関節の状態も含めて確認しています。原因が噛み癖によるものなのか、歯並びや噛み合わせそのものによるものなのかを見極めたうえで、必要に応じて矯正治療などの対応をご提案します。
「片側だけ噛みにくい」「顎が疲れやすい」といった症状がある方も、一度お気軽にご相談ください。