なぜ「前歯」より「奥歯」がなくなりやすいのか
執筆:峰 啓介
- 歯に関するお悩み
三重県伊賀市にある歯医者、峰歯科・矯正歯科クリニックの院長KSKこと峰啓介です。
先日、お笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀さんがテレビでこんな話をしていました。
歯の治療をしたことで、20年ぶりに頬の内側を誤って噛んでしまい、
その痛みに「懐かしい」と喜んだというのです。
ブレイク前は上下合わせて奥歯が10本もなく、
食レポはずっと「のどごしがいいですね」の一本槍だったとも語っていました。
番組では「芸人は奥歯がない人が多い」という話にもなっていて、
思わず歯科医師として頷いてしまいました。
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前歯より奥歯が失われやすい理由

これには理由があります。
前歯がなくなると見た目に直結するため、放置する人は少数派です。
前歯が折れている、前歯が黒い、こういった状態をネタにしていたお笑い芸人の方もいましたが、
売れてくると多くの場合改善されていきます。
見た目に関わる前歯は、本人にとっても周囲からの視線が気になる部分だからです。
一方、奥歯は見た目に影響しません。
痛みがなければ、つい後回しにしてしまう方が少なくありません。
そうして少しずつ虫歯が進行し、気づいたときには抜くしかない状態になっている
これが、奥歯から先になくなっていく理由だと思います。
奥歯を放置するとどうなるのか
噛むことが難しくなる
長谷川さんのケースのように、奥歯を長年放置すると、最終的には噛むこと自体が困難になります。
「のどごしがいいですね」しか言えなかった、というのは笑い話のようですが、
これは噛めないことで食事の楽しみそのものを失っていたということです。
噛む喜びや食感を楽しむことは、生活の質にも大きく関わっています。
治療費の負担も大きくなる

長谷川さんは、奥歯が10本もない状態を長年放置し、結果として治療費は500万円以上にのぼったそうです。
ここまで放置してしまうと、保険診療だけでは対応できず、インプラントのような大掛かりな治療が必要になり、費用も大きくかさんでしまいます。
長谷川さんは、M-1グランプリで優勝してブレイクし、
収入に余裕ができたからこそ500万円という治療費を支払うことができました。
しかし、これは誰にでも起こることではありません。
多くの方にとって、そこまで悪化した歯の治療費を一度に用意するのは現実的に難しいでしょう。
奥歯は痛みがなければ後回しにされがちですが、
早めに対応していれば、ここまで大掛かりで高額な治療にならずに済んだはずです。
そういう意味で、放置してしまった状態そのものがもったいないのです。
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奥歯を守るために大切なこと
奥歯は見えにくく、自分では異常に気付きにくい場所です。
そのため、「痛くなってから」ではなく、定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。
早めに虫歯や歯周病を見つけることができれば、大掛かりな治療を避けられる可能性も高まります。
三重県伊賀市で奥歯のことで気になることがあれば、
峰歯科・矯正歯科クリニックまでどうぞお気軽にご相談ください😊