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峰歯科ブログ

毎日の頬杖は、歯並びや噛み合わせに影響しますか?

執筆:峰 啓介

  • 矯正情報ブログ
毎日の頬杖は、歯並びや噛み合わせに影響しますか?

「頬杖をつくと歯並びが悪くなると聞いたのですが、本当ですか?」
特にお子さんの歯並びを気にされている保護者の方から、このような質問をいただくことがあります。
結論から言うと、時々頬杖をつく程度で、歯並びが簡単に変わってしまうことはありません。
それほど神経質になる必要はないと思います。

歯は少し力を加えただけでは動きません

矯正歯科治療では、歯に力を加えることで少しずつ歯を動かしていきます。
ただし、歯は一瞬力を加えただけで動くものではありません。歯を積極的に動かすためには、弱い力であっても長時間、持続的に力が加わることが重要です。

一般的には、歯を動かすような影響を与えるには、1日のうち8時間以上といった長い時間、力が加わる必要があるとされています。ですから、テレビを見ながら少し頬杖をついた、机に座っていてふと頬杖をついた、その程度のことで、「歯が動いて歯並びが悪くなるのでは?」と心配する必要はありません。

ただし、何でも極端になれば話は変わります

一方で、何でも極端になれば何らかの影響が出る可能性があります。
例えば、毎日長時間いつも同じ側に強く頬杖をついている、家にいる間はほとんど頬杖をついている、寝転がっていつも同じ方向から顎に力が加わっている。このような状態が日常的に長時間続いているのであれば、全く影響がないとは言い切れません。

大切なのは、頬杖をついたかどうかではなく、どのくらいの力が、どのくらいの時間、どのくらい継続して加わっているかです。

横向き寝やうつ伏せ寝も、考え方は同じです

頬杖と同じように、「横向きで寝ると顎が歪む」「うつ伏せで寝ると歯並びが悪くなる」といった話もよく耳にします。これらも基本的な考え方は頬杖と同じです。

毎晩同じ姿勢で長時間眠っていて、いつも同じ方向から顔や顎に体重がかかっているような場合は、少しずつ影響が積み重なる可能性があります。一方で、寝返りを打ちながら自然に寝ている分には、過度に心配する必要はありません。

頬杖にしても寝る姿勢にしても、「絶対にしてはいけない」と考えるのではなく、極端に偏った習慣になっていないかという視点で見ていただくとよいと思います。

特に成長期の子どもは、極端な習慣なら改善した方が良い

特に気をつけたいのは、成長期のお子さんです。子どもは顎の骨も成長している途中です。その時期に、毎日長時間、いつも同じ方向から顎に力が加わるような習慣があるのであれば、改善しておいた方が良いでしょう。歯並びが気になる場合は、お子さんの歯並びが気になる場合もあわせてご覧ください。

ただし、「今、頬杖をついた!」と見つけるたびに注意するほど神経質になる必要もありません。時々頬杖をつくことまで問題にしてしまうと、親御さんもお子さんも疲れてしまいます。

ちょっとやそっとでは、それほど影響しません

歯並びについて調べていると、「頬杖をつくと歯並びが悪くなる」「横向きで寝ると顎が歪む」など、日常の何気ない行動が気になってしまうことがあります。
しかし、歯や顎はそれほど簡単に変化するものではありません。たまに頬杖をつく程度であれば、基本的にはそれほど気にする必要はないでしょう。

一方で、毎日、長時間、いつも同じ方向に力が加わっているような極端な習慣があるのであれば、特に成長期のお子さんでは改善しておいた方が良いと思います。何事も程度の問題です。頬杖を一度もつかないようにする必要はありません。

歯並びや噛み合わせが気になる場合には、頬杖だけを原因と考えるのではなく、実際の歯並びや顎の成長を確認することの方が大切です。噛み合わせと全身の関係については、噛み合わせが悪いと、体にどんな影響がある?の記事もご覧ください。

頬杖よりも、実際の歯並びと顎の成長を確認することが大切です

ここまでの内容を整理すると、頬杖や横向き寝などの習慣は、よほど極端に偏った形で長時間続かない限り、歯並びに大きな影響を与えるものではありません。神経質にひとつひとつの癖を気にするよりも、実際のお子さんの歯並びや顎の成長のバランスを定期的に確認することの方が、結果的に安心につながります。

お子さんの歯並びや噛み合わせについて気になることがあれば、定期検診の際にもお気軽にご相談ください。

よくある質問

Q. 頬杖をやめさせるには、どうすればいいですか?

A. 無理にやめさせようと厳しく注意し続けると、お子さんにとってもストレスになってしまいます。まずは頬杖をつきやすい場面(勉強中やテレビを見ているときなど)に気づいたら、さりげなく声をかける程度で十分です。神経質になりすぎず、長い目で見ていただければと思います。

Q. 頬杖以外に、歯並びに影響する癖はありますか?

A. 指しゃぶりや爪を噛む癖、片側だけで噛むクセなども、極端に長期間続くと歯並びや噛み合わせに影響する可能性があります。考え方は頬杖と同じで、程度と期間が重要です。気になる癖がある場合は、一度ご相談ください。

Q. 歯並びへの影響が心配な場合、何歳頃に相談すればいいですか?

A. 明確な年齢の決まりはありませんが、永久歯への生え替わりが始まる時期は歯並びの変化が気になりやすいタイミングです。心配な癖がある場合は、その時点で一度歯科医院に相談していただくと安心です。

峰歯科・矯正歯科クリニックの矯正相談について

峰歯科・矯正歯科クリニックの矯正相談

伊賀市の歯医者、峰歯科・矯正歯科クリニックでは、頬杖や片側だけで噛むクセなどの習慣が気になる場合にも、実際の歯並びや噛み合わせ、顎の成長のバランスを確認したうえで、本当に対応が必要かどうかを丁寧にお伝えしています。習慣だけを心配しすぎず、まずは今の状態を知ることから始めていただければと思います。

お子さんの成長に合わせた矯正歯科治療のご相談も行っていますので、歯並びや噛み合わせで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

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峰 啓介

[著者] 峰 啓介

三代目 院長 歯科医師 [所属] 峰歯科・矯正歯科クリニック

峰歯科・矯正歯科クリニック3代目院長、峰啓介です。素晴らしい患者様と素晴らしいスタッフに囲まれて、日々診療をしております。2006年から実家である当院に勤務しております。皆様に私のことをより知って頂ければ幸いです。

[経歴紹介]

  • 東京医科歯科大学 歯学部(現 東京科学大学)卒業
  • 同大学大学院咬合機能矯正学分野(矯正科)入局
  • 東京医科歯科大学大学院 卒業
  • 三重大学医学部附属病院
  • 口腔外科学講座入局
  • 現在 峰歯科・矯正歯科クリニック 院長