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峰歯科ブログ

食べていて歯が折れた|それは「食べ物のせい」とは限りません

執筆:峰 啓介

  • 歯に関するお悩み
食べていて歯が折れた|それは「食べ物のせい」とは限りません

こんにちは、峰歯科・矯正歯科クリニックの院長KSKこと峰啓介です。
先日、韓国でこんな話題がニュースになっていました。

クッパを食べていた客が「硬いものを噛んで歯が折れた」と補償を求めたものの、その異物は捨ててしまったといいます。店主は「硬い材料は使っていない、歯が弱かったのでは」と主張し、水掛け論になったというのです。この話、歯科医師として「あるある」と感じました。

→峰歯科の診療案内ページ

食べていて歯が折れることは、珍しくない

食べていて歯が折れること

実は、食事中に歯が折れたり欠けたりすることは、決して珍しいことではありません。
「こんなもので折れるの?」と驚かれる患者さんも多いのですが、歯が折れる原因は食べ物の硬さだけではないのです。

毎日の食事で歯には大きな力がかかっています。
見た目には問題がなくても、長年の負担によって歯や詰め物が弱くなっていることがあります。
歯が折れたからといって、必ずしも食べた物が原因とは限りません。
もともとの歯の状態や噛み合わせなど、さまざまな要因が関係していることがあります。

歯が折れる、二つのパターン

歯が折れる

歯が折れるケースには、大きく分けて二つのパターンがあります。

硬いものに気づかず思いっきり噛んだ場合

硬いものを硬いと認識していれば、人は自然と力加減をします。
問題は、硬いと思っていなかったのに硬かったときです。
思いっきり噛んだ瞬間に、歯へ想定外の力がかかります。
こうしたケースでは、原因となった硬いものが口の中や皿の上に残っていることが多くあります。

柔らかいものを食べていても折れる場合

実はこちらの方が歯科的には重要です。
柔らかいものを食べていても歯が欠けることがあります。
それは、詰め物の強度が噛み合わせに耐えられなくなっていた場合や、そもそも歯にひびが入っていたり、折れかかっていたりする場合です。

この状態になると、何を食べても折れる可能性があります。
柔らかいパンを食べていて欠けた、ゼリーを食べていたのに欠けたというケースもあります。
きっかけが何であれ、その食べ物のせいとは言えません。

→【おすすめ記事】「歯を抜くタイミング」は、患者さんが決めていい

冒頭のニュースから考えられること

韓国のクッパ店のケースも、店主が言う通り「もともと歯が弱い状態だった」可能性は十分あります。
硬い異物が見つからない以上、食べ物が原因と断言するのは難しいでしょう。

保険会社が過去の歯科診療の履歴まで確認すると言っていたのは、まさにそういう理由からです。
「何かを食べて歯が折れた」という事実があっても、原因がどこにあるかは別の話です。
歯科的な視点から見ると、歯そのものの状態を確認することが非常に重要になります。

歯を長持ちさせるためにできること

歯は硬い組織ですが、永久に欠けないわけではありません。
詰め物の劣化、噛み合わせの変化、加齢による歯の変化、こうした要因が積み重なると、ある日突然欠けることがあります。

歯や詰め物の状態は、自分ではなかなか判断できません。
だからこそ、定期検診で早めにチェックすることが大切です。
もし不幸にも歯が欠けてしまったときは、慌てず歯科医院へお越しください。
欠け方や状態によって、できるだけ歯を削らない、最小限の侵襲で治療する方法をご提案します。

お口のことで気になることがあれば、三重県伊賀市の歯医者、峰歯科・矯正歯科クリニックまでどうぞお気軽にご相談ください😊

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