マウスピース矯正の弱点|正直にお話しします
執筆:峰 啓介
- 矯正情報ブログ
三重県伊賀市にある峰歯科・矯正歯科クリニックの院長KSKこと峰啓介です。
近年、マウスピース矯正が広く知られるようになりました。
しかし最近、SNSでは「マウスピース矯正はやめておけ」という声が多く見られるようになり、
患者数も一時に比べて減少傾向にあるという話も耳にします。
当院でもマウスピース矯正には対応していますが、しっかり説明した上でお選びいただくと、
マウスピース矯正を選択される方はほとんどいらっしゃいません。
それはなぜなのか。今日は正直にお話しします。
歯を動かすために大切なのは「固定」です
力をしっかり伝えるには固定が欠かせません。
歯は力を加えることで動きます。しかし、動かしにくい方向というものがあります。
難しい動きをさせたいときに大切なのが固定です。
例えば、硬い瓶の蓋を開けようとするとき、まず手を拭いて滑りにくくしたり、ゴムを巻いたり、専用の道具を使ったりします。これは、蓋が滑らないように固定し、力をしっかり伝えるためです。
物は固定されていた方が、力が伝わりやすく動かしやすいのです。
歯を動かす矯正治療でも、この「固定」の考え方は非常に重要です。
どれだけ力を加えても、固定が十分でなければ、思い通りに歯を動かすことが難しくなる場合があります。
マウスピース矯正の本質的な弱点とは

マウスピースは固定されていない。
ここがマウスピース矯正の本質的な弱点です。
マウスピースは取り外し式で、歯に固定されていません。
そのため、固定式のワイヤー矯正と比べると、動かしにくいケースが出てくることがあります。
もちろん、マウスピース矯正で問題なく治療できるケースもあります。
しかし、動かしにくい歯の移動が必要な症例では、途中で思うように歯が動かず、
固定式のワイヤー矯正へ切り替えなければならないことがあります。
その結果、「最初からワイヤー矯正にしておけばよかった」と後悔につながるケースもあります。
→【関連記事】マウスピース矯正、本当に楽なの?実際のところを解説
当院では治療方法を正直にご説明しています

当院では、矯正治療をご検討される方に対し、マウスピース矯正とワイヤー矯正、
それぞれの特徴やメリット・デメリットを正直にお伝えしています。
その結果、当院ではワイヤー矯正を選ばれる方が大半です。
「見た目が気になるからマウスピースにしたい」というお気持ちはよく分かります。しかし、治療の確実性という点では、ワイヤー矯正の方が優れているケースが多いというのが、私の率直な見解です。
ご自身に合った矯正方法を選ぶことが大切です
矯正治療には、それぞれの治療法に特徴があります。
大切なのは、それぞれのメリットとデメリットを理解し、ご自身に合った方法を選ぶことです。
矯正治療についてご相談のある方は、
峰歯科・矯正歯科クリニックまでどうぞお気軽にお越しください😊