MENU CLOSE

診療時間

※休診日…水曜日・日曜日・祝日

月 火 水 木 金 土 日 祝
9:00 - 12:00
(最終受付 11:30)
14:00 - 18:00
(最終受付 17:30)

三重県伊賀市上野西大手町3598

アクセス

診療時間

Blog

峰歯科ブログ

虫歯になったことがない人はなぜ?虫歯になりにくい理由を解説

執筆:峰 啓介

  • 虫歯治療
歯医者に通うべき理由

面白いエピソードだなと思いながら、歯科医師として「でも、その後はどうなったんだろう」とつい気になってしまいました。

「歯磨きをしていないのに、なぜ虫歯にならないの?」と不思議に感じる方もいると思います。
実際、虫歯のなりやすさには個人差があり、歯の形や歯並び、唾液の質や量、口腔内の細菌バランスなど、さまざまな要因が関係しています。そのため、あまり虫歯になったことがないという方がいるのも事実です。

ただし、虫歯にならないからといって、歯磨きをしなくても問題がないわけではありません。特に注意したいのが、虫歯とは異なる仕組みで進行する歯周病です。
今回は、歯磨きをしなくても虫歯になりにくい人がいる理由と、それでも歯磨きや歯科医院での定期検診が大切な理由についてお話しします。

虫歯になったことがない人はなぜ?

「今まで一度も虫歯になったことがない」という方は実際にいらっしゃいます。虫歯のなりやすさには個人差があり、毎日の歯磨きだけでなく、さまざまな要因が関係しています。

唾液の量や働き

唾液には、食べかすや細菌を洗い流したり、食事によって酸性に傾いたお口の中を中性に戻したりする働きがあります。そのため、唾液の量や働きも虫歯のなりやすさに関係します。

歯の形や歯並び

歯と歯が重なっている場所や、奥歯の深い溝などは歯ブラシが届きにくく、歯垢が残りやすくなります。反対に、歯磨きがしやすく汚れが残りにくい歯並びや歯の形であれば、虫歯のリスクを抑えやすい場合があります。

お口の中の細菌

虫歯には、お口の中に存在する細菌も関係しています。細菌が糖を利用して酸を作り、その酸によって歯が溶かされることで虫歯が進行します。
お口の中の細菌の種類やバランスには個人差があるため、これも虫歯リスクに影響する要因の一つです。

食生活や食べる回数

虫歯は「何を食べるか」だけでなく、「どのように食べるか」にも影響されます。甘いものや糖質を含む飲食物を頻繁に口にすると、お口の中が酸性になる時間が長くなります。反対に、間食の回数が少なく、規則的な食生活をしている方は、虫歯のリスクを抑えやすくなります。

→【おすすめ記事】おやつは「時間」が鍵!虫歯になりにくい食べ方のルール

このように、虫歯になったことがない理由を一つだけに決めることはできません。唾液・歯の形や歯並び・細菌・食生活・歯磨きなど、複数の要因が組み合わさって虫歯のなりやすさが変わります。ただし、「今まで虫歯になったことがない」ことと、「これからも虫歯にならない」ことは別の話です。

→虫歯治療ページはこちら

「虫歯にならない」と「お口の健康」は別の話

これまで虫歯になったことがない方でも、今後も絶対に虫歯にならないとは限りません。
年齢や生活習慣、食生活、お口の乾燥、服用している薬などによって口腔内の環境が変化すれば、これまで虫歯がなかった方でも虫歯ができる可能性があります。
「自分は虫歯にならない体質だから大丈夫」と考えるのではなく、今のお口の状態を維持していくことが大切です。

歯周病は誰にでも起こりうる

虫歯になりにくい体質の方でも、年齢とともに歯周病のリスクは高まります。
歯周病は虫歯とはまったく別のメカニズムで進行する病気です。歯磨きや定期的なケアが不足していれば、体質に関係なく進行してしまいます。 しかも歯周病は痛みが少ないまま進行することが多く、気づいたときにはかなり悪化しているケースも少なくありません。

例えば、歯磨きのときに歯ぐきから血が出る、歯ぐきが赤く腫れる、口臭が気になる、歯ぐきが下がってきた、歯がグラグラするといった症状は、歯周病によって現れることがあります。特に初期の歯周病は自覚症状が少ないため、「虫歯もないし、痛くもないから大丈夫」と考えていると、気づかないうちに進行してしまうことがあります。

「自分は大丈夫」が受診の遅れにつながることも

歯科医師として長年診療していると、意外に感じることがあります。
それは、比較的早い段階で歯を失ってしまう方の中に、「自分は虫歯になったことがないから大丈夫」と考えている方が少なくないということです。

虫歯がないことで歯への自信が強くなり、歯茎の出血や口臭など歯周病のサインが出ていても、「自分は歯が丈夫だから問題ない」と受診を後回しにしてしまう。
その結果、久しぶりに歯科医院へ来られたときには、歯周病が大きく進行していたというケースもあります。

虫歯になったことがない人も定期検診は必要です

歯の検診

歯科医院で行う定期検診は、単に虫歯を見つけるためだけのものではありません。
虫歯の有無だけでなく、歯ぐきの状態や歯周病の進行、歯石の付着、磨き残し、噛み合わせなど、お口全体の状態を確認することも定期検診の大切な目的です。

特に歯周病は、痛みなどの自覚症状が少ないまま進行することがあります。そのため、虫歯になった経験がほとんどない方ほど、「症状がないから行かない」のではなく、今の健康な状態を維持するために定期的に確認するという意識が大切です。

また、自分ではきれいに磨けているつもりでも、歯ブラシが届きにくい場所には歯垢や歯石が残ることがあります。歯石は毎日の歯磨きだけでは取り除くことが難しいため、必要に応じて歯科医院でクリーニングを受けましょう。

→定期健診、クリーニングを予約する

虫歯になったことがなくても、お口全体の健康を確認しましょう

虫歯になりやすいかどうかには、歯磨きだけでなく、唾液の量や働き、歯の形や歯並び、お口の中の細菌、食生活など、さまざまな要因が関係しています。そのため、「今まで虫歯になったことがない」という方がいるのも不思議なことではありません。

ただし、虫歯になったことがないからといって、お口の中にまったく問題がないとは限りません。虫歯になりにくい方でも歯周病になる可能性がありますし、年齢や生活習慣の変化によって虫歯のリスクが変わることもあります。歯磨きや定期検診は、「今困っているから行うもの」だけではなく、今ある健康な歯を将来まで守るためのものです。三重県伊賀市でお口の状態について気になることがある方は、お気軽にご相談ください。

峰 啓介

[著者] 峰 啓介

三代目 院長 歯科医師 [所属] 峰歯科・矯正歯科クリニック

峰歯科・矯正歯科クリニック3代目院長、峰啓介です。素晴らしい患者様と素晴らしいスタッフに囲まれて、日々診療をしております。2006年から実家である当院に勤務しております。皆様に私のことをより知って頂ければ幸いです。

[経歴紹介]

  • 東京医科歯科大学 歯学部(現 東京科学大学)卒業
  • 同大学大学院咬合機能矯正学分野(矯正科)入局
  • 東京医科歯科大学大学院 卒業
  • 三重大学医学部附属病院
  • 口腔外科学講座入局
  • 現在 峰歯科・矯正歯科クリニック 院長