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峰歯科ブログ

日本の歯科医療が世界に誇れる理由

執筆:峰 啓介

  • 院長ブログ
ラテンアメリカでは口腔疾患が3億人以上に|日本の歯科医療が世界に誇れる理由

先日、ラテンアメリカとカリブ海地域における口腔疾患の実態を示す研究が、
著名な医学誌に掲載されました。

虫歯、重度の歯周病、歯の完全な喪失が、この地域の3億人以上に影響を及ぼしており、
他のあらゆる疾患の発生率を上回っているというのです。
読んでいて、改めて日本の歯科医療の恵まれた環境を感じました。

口腔疾患の背景にあるもの

研究では、食事・喫煙・医療へのアクセスなど複数の要因が指摘されています。
しかし私は、根本的な原因は経済状況にあると思っています。

公衆衛生へのインフラ整備は、経済的な余裕なしには進みません。
フッ化物入り歯磨き粉の普及、定期検診を受けられる環境、歯科医院へのアクセス、
これらはすべて、経済的な基盤があってこそ整備できるものです。

経済的に困難な地域では、そもそも歯科医院に行くという選択肢すら持てない方が多くいます。
この問題を1から改善しようとすれば、相当な時間がかかるでしょう。
口腔疾患は単に医療の問題ではなく、経済や教育、公衆衛生など社会全体の課題とも深く関わっています。

→【診療案内】口腔外科ページはこちら

→【おすすめコラム】歯の本数が健康を左右する|最新研究から考える口腔ケアの大切さ

日本の皆保険制度のありがたさ

日本 皆保険制度

日本には国民皆保険制度があります。
歯科治療も保険適用で受けられ、所得に関わらず一定水準以上の医療を受けることができます。
以前のブログでも書きましたが、これは世界的に見ても決して当たり前のことではありません。

欧米諸国では、歯科医師は少ない診療で裕福な暮らしができる代わりに、患者さんの負担が非常に大きいという実態があります。
日本でよく耳にする「アメリカ水準の歯科医療を目指すべき」という主張には、そうした背景があります。

しかし私は、その方向に舵を切ることには慎重であるべきだと感じています。
診療を絞り、単価を上げることで、恩恵を受けられる患者さんは限られてきます。
そうなれば、日本の虫歯は再び増えると思っています。

→【おすすめ院長コラム】世界でもっとも忙しい男も、歯科健診は欠かさない(定期健診のススメ)

日本人歯科医師の功績

日本では今、特に子どもの虫歯が激減しています。これは偶然ではありません。
この10〜20年、日本の歯科医師たちが予防やメンテナンスに力を入れてきた結果です。
その前の時代は、虫歯になるのが当たり前という時代でした。

それを変えてきたのは、保険制度のもとで多くの患者さんと向き合い続けてきた、
日本の歯科医師たちの地道な努力です。
子どもの虫歯が減ったことは、日本人歯科医師の立派な功績だと思っています。
ラテンアメリカの研究を読みながら、この功績をきちんと守り続けることが、私たち歯科医師の責任だと改めて感じました。

→口腔外科のよくあるご質問の一覧はこちら

これからも守り続けたい日本の歯科医療

ラテンアメリカの現状を見ると、日本の歯科医療環境がいかに恵まれているかを実感します。
誰もが歯科医院に通いやすく、一定水準以上の治療や予防を受けられる環境は、
長年かけて築かれてきた大切な財産です。

そして、子どもの虫歯を減らしてきた先人たちの努力を無駄にしないためにも、
これからも予防やメンテナンスの重要性を伝え続けていきたいと思います。

お口のことが気になる方は、三重県伊賀市の歯医者、
峰歯科・矯正歯科クリニックまでどうぞお気軽にご相談ください😊

→定期健診やクリーニングのご予約、歯のお悩みのご相談はこちら

峰 啓介

[著者] 峰 啓介

三代目 院長 歯科医師 [所属] 峰歯科・矯正歯科クリニック

峰歯科・矯正歯科クリニック3代目院長、峰啓介です。素晴らしい患者様と素晴らしいスタッフに囲まれて、日々診療をしております。2006年から実家である当院に勤務しております。皆様に私のことをより知って頂ければ幸いです。

[経歴紹介]

  • 東京医科歯科大学 歯学部(現 東京科学大学)卒業
  • 同大学大学院咬合機能矯正学分野(矯正科)入局
  • 東京医科歯科大学大学院 卒業
  • 三重大学医学部附属病院
  • 口腔外科学講座入局
  • 現在 峰歯科・矯正歯科クリニック 院長