歯のレントゲン、どのくらいの頻度で撮るべき?
執筆:峰 啓介
- 虫歯治療
年1回を目安にお勧めしています
当院では、レントゲン撮影を年1回程度お勧めしています。
人間ドックに毎年行くように、歯のレントゲンも定期的に撮ることで、目では見えない問題を早期に発見することができます。
痛みや違和感がなくても、お口の中では虫歯や歯周病が進行していることがあります。
症状が出る前に変化を見つけられることが、定期的なレントゲン撮影の大きなメリットです。
定期検診のたびにレントゲンを撮る必要はありません
「歯医者に行くたびにレントゲンを撮る必要があるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
峰歯科・矯正歯科クリニックでは年1回程度を一つの目安としていますが、定期検診のたびに必ずレントゲン撮影を行うわけではありません。レントゲンが必要になる頻度は、虫歯や歯周病の有無、過去の治療歴、現在治療している歯の状態などによって異なります。
たとえば、虫歯を繰り返している方や治療した歯が多い方、歯周病による骨の変化を確認する必要がある方などは、通常より短い間隔で撮影することがあります。一方で、お口の状態が安定していれば、頻繁に撮影する必要がない場合もあります。
大切なのは「何ヶ月に1回」と一律に決めることではなく、その方のお口の状態に合わせて必要なタイミングで撮影することです。
レントゲン撮影で分かること

「撮らなくていいです」とおっしゃる方が、たまにいらっしゃいます。
被曝を心配してのことで、その気持ちはよくわかります。
ただ、レントゲンを撮らないと分からない問題が非常に多いのが現実です。
歯と歯の間の虫歯、骨の状態、根の先端の炎症、こうしたものは、目視では確認できません。
問題が起きてから撮影しても、すでに進行してしまっているケースが少なくありません。
肝心の被曝量についてですが、歯科で使用するレントゲンの放射線量は比較的少なく、撮影する範囲やレントゲンの種類によっても異なります。
「定期的にレントゲンを撮っても大丈夫?」と心配される方もいらっしゃいますが、必要性を確認したうえで適切な頻度で撮影することが大切です。
一方で、レントゲンを撮影しなければ、歯と歯の間にできた虫歯や歯の根の異常、歯周病による骨の変化など、目で見ただけでは発見しにくい問題を見逃してしまう可能性があります。
そのため、「できるだけレントゲンを撮らない」と一律に考えるのではなく、お口の状態や治療内容に合わせて、必要なタイミングで撮影することが重要だと考えています。
虫歯は短期間で進行することも
半年ごとの撮影が適しているケース
もう一つ知っておいていただきたいのが、虫歯の進行速度です。
場合によっては、3ヶ月ほどで虫歯が急成長することもあります。
「前回のレントゲンでは何もなかったのに」ということは珍しくありません。
虫歯を繰り返している方や治療した歯が多い方、歯周病による骨の変化を確認する必要がある方などは、お口の状態によって半年程度でレントゲン撮影を行う場合があります。
→【関連ブログ】「大人の虫歯」が増えている|だからこそ、むやみに削ってはいけない
初診時はレントゲンが欠かせません
もちろん、定期的な撮影については本人の意思を尊重します。
「やはり心配なので撮影は最小限にしたい」という方のご意向はお聞きします。
ただし、初診時だけは例外です。初めてお越しいただいた際には、現在のお口の状態を正確に把握するためにレントゲンが不可欠です。レントゲンなしでは、
適切な診断も治療計画も立てることができません。この点だけはご理解いただければと思います。
子どもも定期的にレントゲンを撮る必要がある?
子どものレントゲン撮影について、「放射線が心配」「まだ小さいのに撮っても大丈夫?」と不安に思われる保護者の方もいらっしゃいます。子どもの場合も、毎回レントゲンを撮影するわけではありません。虫歯の状態や歯の生え変わりなどを確認し、必要に応じて撮影を行います。
また、成長期の子どもでは、レントゲンによってまだ生えていない永久歯の位置や本数、歯の生え変わり、顎の成長、歯並びに関係する状態などを確認できる場合があります。
特に歯並びや噛み合わせが気になる場合は、現在見えている歯だけでなく、これから生えてくる永久歯や顎の状態まで確認することが、今後の治療を考えるうえで重要になることがあります。撮影が必要かどうかは、お子さんの年齢やお口の状態、確認したい内容などを踏まえて判断します。
ご自身に合った撮影頻度をご相談ください
レントゲン撮影は、目では見えないお口の状態を把握し、虫歯や歯周病を早期に発見するための大切な検査です。患者さんのお口の状態やリスクによって、適切な撮影頻度は異なります。
三重県伊賀市の方で不安なことや気になることがあれば、いつでも峰歯科・矯正歯科クリニックへお気軽にご相談ください。