「深夜の甘いものが虫歯の原因」本当にそうでしょうか?
執筆:峰 啓介
- 歯に関するお悩み
- 虫歯治療
こんにちは、峰歯科・矯正歯科クリニックの院長KSKこと峰啓介です。
先日、こんな体験談を読みました。保育士として働く47歳の女性が、
仕事のストレス解消に深夜のスイーツがやめられず、虫歯だらけになってしまったというお話です。
本人は「深夜に甘いものを食べるから虫歯になった」と考えています。
でも、歯科医師としてこの文章をよく読むと、別のことが気になりました。
本当の問題は「何を食べるか」ではなく「何回食べるか」

記事をよく読むと、この方の1日は、朝食から始まり、仕事中の食事や飲み物、帰宅後の間食、夕食、入浴後のスイーツ、さらに就寝前のお菓子まで続いています。
一日中続く飲食習慣
朝から就寝直前まで、一日中ずっと口の中に何かが入っている状態です。
本人は「深夜の甘いものが原因」と思っています。
しかし実態は、深夜だけの問題ではなく、昼も夜も含めた一日中続く飲食が虫歯を招いているのです。
虫歯の本当の原因とは
虫歯の原因は「甘いもの」ではなく、「飲食の回数・時間が多いこと」です。
食べ物や飲み物が口に入るたびに口の中は酸性になります。唾液の力でそれを中和するのですが、一日中何かを口にし続けていると中和が追いつかず、歯が溶け続けてしまいます。
深夜のスイーツだけをやめても、根本的な解決にはなりません。
→【おすすめブログ】「口臭の原因は虫歯や歯周病」それは確かにあります
ダラダラ飲食が虫歯リスクを高める

もう一つ気になることがあります。
仕事中の飲み物や、ちょっとした口寂しさにキャンディやジュースが混ざっている可能性があります。
これが虫歯リスクとしては非常に厄介です。
飴を舐め続けたり、甘い飲み物をちびちび飲む習慣があると、口の中が酸性の状態がずっと続きます。
「ちょっとだけ」のつもりでも、それが何時間にも及ぶダラダラ飲食になってしまうのです。
やめられないなら、賢く選ぶ
「食べるのをやめる」という選択肢が自分にはない
この方はそう書いています。
それはそれで、一つの正直な答えだと思います。
ならば、やめるのではなく、賢く選ぶことを考えましょう。
グミやチョコレートをちびちび食べ続けるより、
腹持ちの良いものをしっかり食べた方が、結果的に間食の回数が減ります。
帰宅後に倒れ込むほど空腹なら、その一回をしっかり食べて満足する方が、虫歯リスクははるかに低いのです。
だらだらと何時間も口に何かが入っている状態を避け、食べるなら集中して食べる。
そして、その後しっかり歯を磨く。このメリハリが大切です。
虫歯予防のために見直したい習慣
虫歯予防で本当に大切なのは、「甘いものを完全にやめること」ではありません。
飲食の回数や時間を意識し、口の中が酸性の状態になり続けないようにすることです。
甘いものが好きな方、間食がやめられない方は責めるつもりは全くありません。
ただ、少し選び方と食べ方を工夫するだけで、歯への影響はずいぶん変わります。
虫歯予防など気になることがあれば、
三重県伊賀市の歯医者、峰歯科・矯正歯科クリニックまでどうぞお気軽にご相談ください😊