ある矯正歯科の閉院騒動から学ぶ「本物の矯正治療」とは
執筆:峰 啓介
- 矯正情報ブログ
最近、少し気になるニュースを目にしましたので今日はそのお話をさせてください。
長年営業していた矯正歯科クリニックで起きたこと
ある地域で30年以上にわたり地元で親しまれてきた矯正歯科クリニックがあり、とある患者さんは治療を始めてから4年が経っても歯並びが改善しないまま、毎月通い続けていたといいます。
「毎月行って5分ぐらいで終わる。本当にこれで歯が動くのかな…」そんな不安を抱えながらも通い続けていた患者さんは前払い55万円に加え、来院のたびに別途診察料も支払っていました。
そしてある日突然予約が取れなくなり、2ヶ月後に訪ねるとクリニックはガランと空っぽになっていたといいます。
「跡形もない。ひざから崩れ落ちる感じ」このお言葉を読んで胸が痛くなりました・・・
なぜこういうことが起きてしまうのか
このクリニックでは奥歯にセメントを塗り、あごの動きを抑えながら歯を動かすという独自の治療法が用いられていたそうです。
「珍しい方法」と聞くとなんだか特別感があって惹かれる気持ちも自然なことだと思いますが、矯正治療には長年の研究と多くの臨床データに裏付けられた標準的な治療法があります。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、基本に忠実な方法が結局もっとも確実に歯をきれいに動かせるのです。
矯正治療で大切にしてほしいこと

今回のような悲しいケースを防ぐために、治療を始める前に確認してほしいことをお伝えします。
- 治療期間の目安をきちんと説明してもらえるか
- なぜその治療法を選ぶのか理由を教えてもらう
- 費用の内訳が明確かどうか
- 途中経過を一緒に確認しながら進めてもらえるか
矯正治療は数年かかることも多いですから「なんとなく不安…」と感じたら遠慮なく質問してみてください!
信頼できる先生ならきちんと答えてくれるはずです。
今回の出来事は、決して他人事ではないと感じています。
珍しい独自の治療法には少し慎重に、治療期間や費用の説明が曖昧なときは要確認、基本に忠実な治療が結局もっとも安心・確実です。
「特別な方法」よりも「丁寧な説明と、信頼できる治療」を選ぶことが、長い目で見て患者さんの笑顔につながると信じています。
矯正治療についてご不安なことや気になることがあれば、三重県伊賀市の歯医者 峰歯科・矯正歯科クリニックまで、どうぞお気軽にご相談ください😊