藤井聡太六冠が歯列矯正|その治療内容と効果を歯科医師が読み解く
執筆:峰 啓介
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こんにちは、峰歯科・矯正歯科クリニックの院長KSKこと峰啓介です。
先日、こんなニュースが目に留まりました。
将棋の藤井聡太六冠が歯列矯正を行っており、「だいぶ噛み合わせも良くなってきた」と語ったというのです。歯科医師として、思わず「おっ」と前のめりになりました。
矯正が将棋を強くするか?

藤井六冠自身も「将棋に影響があるかどうかは分からない(笑)」とおっしゃっています。
正直に言えば、矯正治療をしたからといって将棋が強くなるわけではないでしょう。
ただ、こんなふうに考えることはできます。
藤井六冠は今や将棋界の顔として、多くの人前に立つ機会があります。
歯並びを整えることはエチケットでもある。
タイトルを重ね、社会的な立場が変わっていく中で、そう考えたのではないでしょうか。
歯並びや噛み合わせは、見た目だけでなく健康にも関係します。
人に見られる立場としての自覚と、健康への意識。その両方が、このタイミングでの矯正につながったのだと思います。
歯科医師として、治療内容を読み解いてみる
以前の藤井六冠の写真を拝見すると、上顎の前歯が下顎の前歯に対して前方に傾いている状態が見受けられました。いわゆる出っ歯の状態です。
私の見立てでは、上顎の左右それぞれ1本ずつ(計2本)を抜歯し、その隙間を使って上の前歯を後方に引き込む治療を行っているのではないかと思います。
矯正治療の中でもオーソドックスで、確実性の高いアプローチです。
写真でワイヤーが確認できますが、実はほとんど目立ちません。ぜひ「藤井聡太」で画像検索してみてください。こんなに目立たないものかと驚かれると思います。矯正中でも、普段通りの生活やお仕事に支障はほとんどありません。
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見た目だけじゃない、この治療で変わること

この治療によって改善されるのは、見た目だけではありません。
口が閉じやすくなる
出っ歯の方は、唇に力を入れないと口が閉じられません。意識せずとも常に唇の筋肉を使っている状態です。
前歯が引き込まれることでこの負担がなくなり、自然に口が閉じられるようになります。それだけで、随分楽になるはずです。
お口の健康にも良い影響がある
口が自然に閉じられるようになると、口腔内の乾燥が防がれ、免疫力の低下を抑えることができます。
歯周病や虫歯のリスクも下がります。また、前歯でしっかり噛めるようになることも大きなメリットです。
特に麺類など、前歯で噛み切る食べ物が食べやすくなります。これは地味なようで、日常生活の快適さに直結します。
歯並びの改善は毎日の快適さにつながる
矯正治療は見た目を整えるためだけの治療ではありません。
噛み合わせの改善、口腔内環境の改善、そして日常生活の快適さにもつながります。
藤井六冠のケースでも、見た目だけでなく、口を閉じやすくなったり、噛みやすくなったりといった変化を実感されているのではないでしょうか。
歯並びが気になっている方、矯正に興味はあるけれど踏み出せていない方。
藤井六冠が治療を選んだこのタイミングが、あなたが一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです😊
三重県伊賀市の歯医者、峰歯科・矯正歯科クリニックまでどうぞお気軽にご相談ください。