埋まっている犬歯・でこぼこの症例|10歳女性
執筆:峰歯科・矯正歯科クリニック
- でこぼこ(叢生)
- その他

この症例は、右上の犬歯が骨の中に埋まっており、
そのままでは正常に生えてくることが難しい状態でした。
永久歯があっても生えてこないことがあります

永久歯は存在していても、生えてくる方向や位置が悪いために、自然には出てこないことがあります。このような歯を「埋伏歯」といいます。右上の犬歯が本来生えてくる方向から大きくずれており、骨の中に埋まっていました。
まずは犬歯が生えてくるための隙間を作ります
埋まっている犬歯を単純に引っ張ればよいわけではありません。
まず必要なのは、その歯が並ぶためのスペースです。
そこで矯正治療によって歯を動かし、犬歯が生えてくるための隙間を確保しました。
埋まっている犬歯に装置をつけて引っ張ります
十分なスペースを確保したうえで、骨の中に埋まっている犬歯に装置をつけ、矯正装置を利用して少しずつ引っ張り出していきました。犬歯が出てきたら、それで終わりではありません。
周囲の歯との位置や噛み合わせを確認しながら、最終的に歯列の中へきれいに並べていきます。
レントゲン撮影
(上から)2023年撮影 → 2024年撮影 → 2026年撮影



生えてこない永久歯にも治療方法があります
「永久歯がなかなか生えてこない」という場合、単に生え変わりが遅いだけのこともあります。
一方で、この症例のように永久歯そのものは存在していても、方向が悪く、自然には生えてこないこともあります。
そのような場合でも、歯の位置や状態によっては、矯正治療によって埋まっている永久歯を引っ張り出し、本来の歯列に並べることができます。永久歯の生え変わりが遅い、左右で生え方が違うなど、気になることがあればお気軽にご相談ください。
| 治療内容 | 歯を抜かずにブラケット装置で矯正します。 |
|---|---|
| 費用等に関する事項 | おおよそ70万から100万円くらい |
| 治療等の主なリスク | 治療期間が長引く事があります。 歯根が短くなる事があります。 歯肉が退縮することがあります。 最終的な仕上がりを見て、やっぱり歯を抜いて治療したいということもあります。 |
| 副作用等 | 矯正治療中に歯磨きを怠ると通常より虫歯になりやすくなります。 保定装置を怠ると、後戻りします。 |