歯を失うと、老化が早まる|最新研究が示すこと
執筆:峰 啓介
- 歯に関するお悩み
三重県伊賀市にある歯医者、峰歯科・矯正歯科クリニックの院長KSKこと峰啓介です。
先日、興味深い研究結果が発表されました。
すべての歯を失った高齢者は、歯が残っている人と比べて、
2年後の生物学的年齢が平均0.82歳高くなるというものです。
生物学的年齢とは
生物学的年齢とは、実際の年齢とは別に、血圧・肺機能・握力・歩行速度などから算出される、体の本当の老化度を示す指標です。
この研究では、調査開始時点での老化度をあらかじめ統計的に調整した上で分析しています。
つまり、「もともと老化が進んでいたから歯を失った」のではなく、
「歯を失ったことが、その後の老化を早めた」可能性を示しているのです。
歯を失うことは、口の中だけの問題ではありません

この結果は、歯の喪失が単なる口腔内の問題にとどまらないことを示しています。
噛む力の低下や栄養摂取の変化、会話や社会参加への影響など、
歯を失うことは体全体の老化に関わってくる可能性があります。
だからこそ、歯を失わないための予防が何より大切です。
定期的な歯科検診やプロによるケアを受けながら、一本でも多くご自身の歯を守ることが、健康長寿につながると考えています。
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歯を失っても、健康を維持することはできます

一方で、私は診療の中で、総義歯になってからも元気に長生きされている患者さんを何人も見てきました。歯をすべて失ったからといって、それだけで人生の質が決まるわけではありません。
義歯をきちんと調整し、しっかり噛める状態を維持しながら、
口腔ケアに前向きに取り組むことで、その後の健康を保つことは十分に可能です。
大切なのは、「もう歯がないから」と諦めてしまわないことです。
総義歯になった後こそ、噛み合わせの調整や口腔内を清潔に保つケアを続けることが、
その後の生活の質を左右します。
今できるケアを続けることが大切です
今回の研究は、歯を守ることの大切さを改めて教えてくれる内容でした。
一方で、歯を失った後も適切なケアを続けることで、
元気に毎日を過ごしている方はたくさんいらっしゃいます。
歯を守ることも、失った後のケアも、どちらも大切です。
気になることがあれば、峰歯科・矯正歯科クリニックまでどうぞお気軽にご相談ください😊