- 院長ブログ
- 2025/06/20
根の治療って全部同じ?実は2種類あります
こんにちは、峰歯科・矯正歯科クリニックの院長KSK(けいすけ)こと峰啓介です。
「神経を取りますと言われたけど、何をしているの?」
「何回も根の治療をしているのに、痛みがなかなか引かない…」
そんな疑問を感じたことはありませんか?
実は、“根の治療”には大きく分けて2つの種類があることをご存じでしょうか?
今日は「抜随」と「感染根管処置」について、わかりやすくご説明します。
■ 抜随(ばつずい):生きている神経を取る治療
抜随とは、歯の中でまだ生きている神経を取り除く処置のことです。
次のような場合に行います:
- 虫歯が神経に達していて強い痛みがある
- 冷たいものがしみて、痛みが長引く
- 虫歯が深く、神経に届いていた場合
神経は生きていて無菌状態なので、スピードと清潔さが重要になります。
通常は1回〜2回で根管治療は終了する事が多いです。
ただし、治療前の痛みが強い場合は麻酔が効きにくく、処置が難しくなることもあります。
大きな虫歯があると気づいた時点で、痛くなる前に治療を始めるのが理想的です。
■ 感染根管処置:すでに神経が死んでいる歯の治療
一方で、感染根管処置は、神経が死んでしまっていたり、過去に神経を取った歯に対して行う治療です。
このような状態では、根の中に細菌が入り込んで感染を起こしており、根管の中が腐ってしまうこともあります。
- 過去に治療した歯が再び痛む
- 歯ぐきが腫れたり、膿が出てくる
- 痛みがなくてもレントゲンで黒い影が見つかる
といった症状が現れることがあります。
この治療は、神経がなく免疫が働かないため、再発を防ぐには慎重な消毒と管理が必要です。
少なくとも2回以上、症状が残る場合はさらに数回かかることもあります。
■ 当院の考え方:神経はできるだけ残す
峰歯科・矯正歯科クリニックでは、
- 無菌的に処置できる抜随は迅速かつ丁寧に
-
再感染の可能性がある感染根管処置は慎重に消毒と観察を
という方針で対応しています。
神経はできるだけ残すべき大切な組織だと考えているため、治療の判断に迷う場合も、複数の選択肢をご説明し、相談しながら治療を進めています。
■ まとめ:「根の治療」は1つじゃない
「根の治療=神経を取る」というイメージがあるかもしれませんが、
実は状況によってまったく違う治療になります。
痛みがあるときだけでなく、無症状でも感染が進んでいるケースもあります。
気になる症状や不安があるときは、どうぞお気軽にご相談ください。
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