三重県伊賀市の歯科・矯正歯科「峰歯科・矯正歯科クリニック」一般歯科／矯正歯科／小児歯科／インプラント／審美歯科

こんにちは、峰歯科・矯正歯科クリニックのKSK（けいすけ）です。

「虫歯を治して詰めてもらったのに、冷たいものがしみるんです…」

「詰め物したあと、逆に痛くなった気がして…」

そのような事経験した事ないでしょうか？

治療後にしみると、「何かおかしかったのかな？」と不安になりますよね。

ですが、治療後の“しみ”や“違和感”は、必ずしも“治療の失敗”というわけではありません。

一時的にしみるのはよくあること

虫歯治療では、虫歯の部分を削って清掃し、その上に詰め物をします。

このとき、神経の近くまで削ることがあるため、一時的に“しみやすくなる”ことがあります。

• ・虫歯が深かった場合
• ・虫歯の規模は小さくても、神経の走行が虫歯に近かった時

などは、刺激が神経に伝わりやすく、過敏な反応が出ることがあります。

このような場合は、数日から数週間で症状が軽くなることがほとんどです。

当院ではこのように対応しています

当院では、症状の出方によって以下のように対応しています：

• 噛むと痛い→噛み合わせの調節
• 軽度のしみ・違和感の場合
  　→ 一時的なものと判断し、経過観察を行います
• やや強くしみる場合
  　→ **知覚過敏の処置（薬剤・レーザーなど）**を行いながら様子を見ます
• しみるだけでなく、ズキズキ痛む
  　→ 神経の炎症（歯髄炎）が疑われ、必要に応じて抜髄処置を検討します

いずれの場合も、患者さんとよく相談した上で選択肢をお示しし、最も穏やかで適切な処置を選ぶよう心がけています。

神経はできる限り残す方針です

神経は、痛みを感じるだけでなく、歯に栄養を届けたり、外部からのダメージを感知する大切な役割を持っています。

峰歯科・矯正歯科クリニックでは、可能な限り神経を残す治療を基本方針としています。

症状が出そうなケースでも、まずは様子を見ながら歯を守る方法を優先します。

まとめ：「しみる＝失敗」ではありません

詰め物をしたあとに「しみる」「違和感がある」ということは珍しくありません。神経を残そうとしているからです。

ただ、症状が出たからといって、それだけで神経をすぐ取る必要があるとは限らず、経過を見ることで治まることも多くあります。

症状の強さにかかわらず、不安なようであればいつでもご連絡ください。

早めのチェックで安心につながることもあります。

気になる症状があれば、「念のため見てほしい」という段階でも構いません。お気軽にご相談ください。