- 院長ブログ
- 2025/06/18
親知らず、全部抜いた方がいいの?
こんにちは、峰歯科・矯正歯科クリニックのKSK(けいすけ)です。
「親知らずって、全部抜いたほうがいいんですか?」
そんなご相談をよくいただきます。
確かに「親知らず=抜くもの」というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもすべてを抜く必要があるとは限りません。
■ 親知らずが問題になるのは、どんなとき?
親知らずには、以下のようにいくつかのパターンがあります。
- まっすぐ生えてきて、正常に噛み合わせに参加している
- 横や斜めに生えて、歯ぐきの中や手前の歯に干渉している
- 一部だけ顔を出している
- 完全に骨の中に埋まっている(埋伏歯)
- もともと存在しない(先天欠如)
この中で特に注意が必要なのが、「中途半端に生えている親知らず」です。
こういった親知らずは、汚れがたまりやすいのに、歯ブラシが届きにくいという問題があります。
その結果、以下のようなトラブルが起こることがあります:
- 体調を崩したときなど免疫力が下がったタイミングで歯ぐきが腫れる(智歯周囲炎)
- 手前の歯に虫歯を作ってしまう(しかも神経に近く治療が難しい場所)
手前の奥歯(第二大臼歯)が虫歯になると、治療しにくく、痛みも出やすく、非常に厄介です。
■ 埋まっている親知らずはどうする?
一方で、完全に深く埋まっている親知らずについては、清掃の問題がないため、無理に抜かなくても良い場合もあります。
ただし、矯正治療に影響を与える位置にある場合や、将来的に動いて歯並びを押すリスクがある場合などは、早めの抜歯を検討することもあります。
このようなケースでは、抜歯の難易度が高くなることもあるため、CTなどで精密に診断し、慎重に判断する必要があります。
■ 当院ではCT診断でリスクを見極めます
峰歯科・矯正歯科クリニックでは、親知らずの位置や状態をCTで立体的に確認することができます。
特に下の親知らずは、神経との位置関係が近いことが多く、通常のレントゲンでは分からないリスクも見つけられます。
「他院で抜けないと言われた」親知らずのご相談も、ぜひお任せください。
■ まとめ:親知らずはケースバイケースで判断を
親知らずは、「痛みがあるかどうか」「生えているかどうか」だけでなく、
- 清掃のしやすさ
- 隣の歯への影響
- 歯並びへの影響
- 将来的なリスク
- 抜歯の難易度
などを総合的に評価して、抜くべきか残すべきかを判断する歯です。
症状がないうちに診断しておくことで、将来のトラブルを未然に防ぐことができます。
気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
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