こんにちは、三重県伊賀市の歯医者、峰歯科・矯正歯科クリニックの院長KSK（けいすけ）こと峰啓介です。

お子さんの生え変わりの時期によくいただく相談が、

「乳歯がグラついているのに抜けません」

というものです。

実は、この“抜けない理由”としてとても多いのが、

子ども自身が怖がって揺らそうとしていない

というケースです。

乳歯はある程度グラグラしてきたら、

舌や指で積極的に揺らすことで自然に抜けるのが理想です。

とはいえ、「怖い」「痛い気がする」という気持ちは当然です。

ご家庭でも無理はせず、できる範囲で少しずつ揺らしてあげてください。

■ 乳歯が抜けにくいときに起こりやすい状況

① 永久歯がまだしっかり押し上げていない

永久歯がまだ奥の方で、乳歯の根がしっかり溶けていない場合、自然に抜けません。

② 歯ぐきがしっかりしていて動きにくい

体質的に歯ぐきが硬めの場合も、抜けるまで時間がかかることがあります。

③ 子どもが揺らすのを怖がっている

これが実はかなり多いケースです。

いつでも抜けそうな状況なのに乳歯が残っており、乳歯永久歯共に変な位置に移動していたりして、歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。

■ こんな時は歯科医院で抜いた方がいいサインです

● 痛みがある時

乳歯が揺れていると、噛むたびに痛い事があります。この場合歯科医院で

抜いて、スッキリさせた方が良いです。

● 乳歯のすぐ後ろや横から永久歯が見えているとき

いわゆる二重歯列になっている状態です。

**この場合は“いち早く抜くべきです。

理由：

• 永久歯の位置がズレやすい
• 歯並びがガタガタになる原因になる
• 歯磨きがしにくく、虫歯のリスクになる

● ご家庭でどうしても怖くて揺らせない場合

歯科では痛みの少ない方法でスムーズに抜くことができます。

■ 乳歯は“自然に抜ける”が理想。でも“放置しすぎ”は注意

乳歯は自然に抜けるのが一番ですが、

「いつまでも抜けない」

「永久歯がもう出てきている」

という場合は早めにチェックすることで、将来の歯並びトラブルを防げます。

伊賀市のお子さんでも生え変わりの時期には個人差がありますので、

気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。

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