- 院長ブログ
- 2025/06/17
歯ぐきから血が出る…これって大丈夫?
こんにちは、峰歯科・矯正歯科クリニックのKSK(けいすけ)です。
「歯を磨いたら、歯ぐきから血が出ました」
「フロスをしたら出血してびっくりしました」
こうしたご相談、日々の診療でよくいただきます。
「磨きすぎて傷つけたのかな?」と思われがちですが、
実は出血は“磨けていないサイン”であることが多いのです。
出血の原因は「歯肉炎」です
お口の中には、もともと多くの細菌が存在しています。
口の中は湿度が高く、温度も一定で、細菌にとって非常に住みやすい環境です。
細菌は、食べ物の糖分などを材料にして**歯の表面に粘り気のある塊(=歯垢/プラーク)**を作り出し、そこにとどまろうとします。
この歯垢が歯に付着していると、歯ぐきに攻撃をしかけます。
それに対して、歯ぐき側は免疫力で防御しようと反応します。
この防御反応こそが「炎症」であり、
免疫の主役である白血球などは血液によって運ばれてきます。
つまり、「炎症があるところ」=「血液が集中しているところ」であり、
そこに歯ブラシなどの刺激が加わると出血しやすくなるのです。
出血=磨きすぎではなく、磨けていないサイン
「出血したから磨きすぎたのでは?」と思って、
その部分の歯みがきを避けてしまう方が多いのですが、実は逆です。
出血している場所こそ、歯垢が残っていた証拠。
つまり、その部分はしっかり磨く必要があるということです。
ただし、力任せにゴシゴシこするのではなく、
毛先を歯と歯ぐきの境目に当てて、やさしく丁寧に磨くことが大切です。
当院のクリーニングでは
峰歯科・矯正歯科クリニックでは、
歯ぐきを傷つけにくい「EMSエアフロー」によるクリーニングを全ユニットに導入しています。
超微細なパウダーと水流で、
歯や歯ぐきにやさしく、でもしっかりと歯垢・バイオフィルムを除去できます。
また、必要に応じて歯周ポケットの検査や出血部位のチェックも行い、
ご自宅でのブラッシングのアドバイスも個別にお伝えしています。
まとめ:出血は“磨けていないサイン”です
歯ぐきの出血は、傷ではなく「炎症による反応」であることが多いです。
それは**“その場所に歯垢が残っていた”という明確なサイン**でもあります。
出血を理由に磨くのをやめるのではなく、
正しい方法でしっかり磨くことが予防の第一歩です。
「しみる」「血が出る」といった症状が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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