三重県伊賀市の歯科・矯正歯科「峰歯科・矯正歯科クリニック」一般歯科／矯正歯科／小児歯科／インプラント／審美歯科

マウスピース矯正という手法があります。

 

近年マウスピース矯正は非常に盛んになってきています。インターネットで矯正治療を検索してみると、必ずマウスピース矯正の事を目にすることでしょう。

 

当院でも、マウスピース矯正の問い合わせも多く、患者さんとしてもどのような矯正治療なのか疑問に思うところが多いと思います。

 

そこで今回は、マウスピース矯正とはどのような物かということについて、説明していきたいと思います。

 

 

マウスピース矯正の特徴

 

簡単にマウスピース矯正の事を説明すると、透明の歯形のマウスピースを装着することにより、歯列矯正をします。その装置は、ご自身で着脱できるために、食事の時の違和感が小さく、またその装置が透明なために、見た目に矯正治療をしているのが分りにくいと言うのが特徴です。

 

患者さんサイドから見ると、歯にワイヤーの装置を付けなくて良いので、何となく簡単そうに見えるというところから、その症例数は年々増加しているという状況です。

 

 

当院でのマウスピース矯正

 

当院でもマウスピース矯正は扱っています。

 

しかし、数としてはそれほど多くありません。

 

結果的にワイヤー矯正の方が時間がかからず、面倒くさくないからです。当院で行ったマウスピース矯正は、最後の方でなかなか動きにくかったりするので、結局はワイヤー矯正に移行することがほとんどです。ということで、あらかじめワイヤー矯正からスタートした方が時間的にも料金的にもお得になります。

 

 

なぜワイヤー矯正の方がマウスピース矯正よりも歯が動きやすいのか？

 

その理由は、非常に簡単です。何かを動かしたいときに、固定されている方が絶対に動きやすいに決まっています。

 

例えば、瓶の蓋を思い浮かべてください。開けようと思っても、固くて開かないときありますよね。そんなときに、まずは手をよく拭き、手が滑らないようにしますよね。それでも開かない場合は、輪ゴムなどを蓋に巻いて、もっと滑らないようにしたり、蓋をしっかりとつかめるような道具を使ったり・・・

 

とにかく、より動くようにするためには、できるだけ動かしたい物に固定するような状況にして力を加えます。

 

マウスピース矯正は取り外しできる装置で、ワイヤー矯正は固定されている装置です。どちらの方が歯が動きやすいのかは、簡単な事です。

 

 

マウスピース矯正をしたい人が知っておくべき事

 

とは言え、ワイヤーを付けるのは嫌だなと思う方もいると思います。

 

その場合でも、マウスピースの方が歯が動きにくくて、少し料金が高くなる。そして、最終的にはワイヤーも装着する必用があるという認識を持った上でマウスピース矯正を選択するのは全然有りです。

 

また、マウスピース矯正は、食事の時の違和感と見た目の優位性があるものの、手軽な矯正治療では無いという認識も必用です。というのも、マウスピースは一日のうち22時間以上装着しておく必用があるからです。要するに食事と歯磨きの時間以外はずっと付けていないといけません。感覚としては、パンツくらいずっと身につけておく必用があります。帽子くらいに考えている様だったら、絶対に動きません。

 

そして、歯が動くときの痛みは、何矯正をしたとしても逃れることはできません。

 

マウスピース矯正は、見た目のメリットがある分、別のデメリットがあるということは、しっかりと認識する必用があります。

 

 

矯正治療は魔法では無い

 

矯正治療というのは、歯を動かす治療で、歯を動かそうと持ったら、月に1mmくらいしか動きません。その1mmを動かそうと思ったら、一日の大半その歯にその方向に動く力がかかっている必用があります。ということで、歯を動かすと言うことは、どんな手法を選択したとしても、そんなに容易い物ではありません。

 

 

結論

 

結局、簡便な矯正治療はワイヤーによる矯正治療です。見た目や食事の時の違和感が気になり、その他のデメリットは一切気にならない、受け入れられる、という方はマウスピース矯正お勧めです。

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