- 院長ブログ
- 2025/07/17
■ 歯の根元がえぐれてきた…知覚過敏?
こんにちは、峰歯科・矯正歯科クリニックのKSK(けいすけ)こと峰啓介です。
「歯ぐきの近くがえぐれてる気がする…」
「冷たいものがしみるようになった」
そんなご相談を受けることがあります。
見た目は虫歯のようにも見えますが、実際には**“くさび状欠損”**と呼ばれる状態かもしれません。
今日は、くさび状欠損と知覚過敏の関係についてお話しします。
■ 「くさび状欠損」とは?原因ははっきりしていません
歯の根元(歯ぐきとの境目)がくさび型にえぐれるように削れてくる状態を「くさび状欠損」と呼びます。
ただし、その原因ははっきりとはわかっていません。
一般的には、
- ブラッシング圧のかけすぎ
- 歯ブラシの硬さ
- 咬み合わせの力の影響(くいしばり・歯ぎしりなど)
といったことが関与していると考えられていますが、明確なメカニズムはまだ不明です。
■ 「しみる」症状=知覚過敏
くさび状欠損があると、内側の象牙質が露出し、冷たいものや風でしみるようになります。
これは虫歯とは違い、知覚過敏の症状です。
しみる=削って治す、というわけではなく、状態に応じて次のような選択肢があります。
■ 知覚過敏がある場合の3つの選択肢
知覚過敏の程度や日常生活での支障に応じて、当院では次のように対応しています。
-
知覚過敏処置のみ(フッ素塗布や薬剤の塗布)
→ しみる症状が軽度な場合、削らずに経過観察 -
コンポジットレジン(CR)による修復
→ 欠損が大きい場合や見た目が気になる場合に選択
→ 虫歯ではないため削る必要はなく、詰めるだけ
→ ただし、詰め物との境目ができるため、清掃性では天然歯に劣るという面もあります -
症状が軽く、しみない場合はそのまま様子を見る
→ 経過観察と生活習慣の見直しで問題ないことも多いです
■ 当院では「ブラッシング圧」の見直しもサポート
くさび状欠損の予防や再発防止のために、当院ではブラッシング圧がかかりにくい方法を指導しています。
- 力を入れずに磨くコツ
- 歯ブラシの持ち方や動かし方
- 必要に応じて歯ブラシの種類の変更もご提案
小さな工夫で、歯や歯ぐきへの負担を減らすことができます。
■ まとめ:削れていてもしみなければ治療不要なことも
歯の根元が削れていると、不安になるかもしれませんが、
すぐに削ったり詰めたりする必要はありません。
症状や生活への影響、見た目などを総合的に判断し、
必要最小限の治療とセルフケアの見直しを行うことが大切です。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
専門的に判断し、最適な選択肢をご提案いたします。
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